会計原則のツボを心得て企業経営者と対応していきたい
企業の会計業務に従事していると、企業を動かしていくのはやはりお金ですから、まずは会社の資金繰りがうまく行っているのか、うまく行っているとはいえないのか、その原因を追究し会社の重役たちにプレゼンする等の役目を仰せつかることがよくあります。
重役の方々は、会計の原則を大雑把に理解はしていて、貸借対照表、損益計算書といった財務諸表を見て理解することができるのですが、キャッシュフローの原則を理解しているかとなりますと、少し怪しくなってきます。
企業の運営には、実際に現金が入ってきた収入である経常収入と現金で支払った経常支出とを照らし合わせる形で経常収支尻が超過している状況に常に持っていかなければ資金繰りは苦しくなってしまうのです。
会計の原則は表面上の売上や収益が計上されているから安心だ、ということではないのです。税金対策等も決算期末が近づいてきますと対応しなければなりませんが、中小企業ですと対応が後手後手になりがちだと思います。
税制改正が毎年あるので、改正に合わせてどのような対応を取っていくのは早めに方針を決めてくれればよいのですが、そこは中小企業の悲しさもありうまく計画されていない会社も多いようです。